菅総理の肝いり施策のひとつである携帯料金の値下げですが、3大ブランドではサブキャリアで値下げして抵抗するだろうということは以前書きました。
これに対し武田総務大臣が激怒するという状況に。もうドコモはサブブランドで料金を下げる裏技は使えなくなりました。
そして、ついにドコモはahamo(アハモ)という料金プランを自ブランドで始めることになりました。データ容量20GBを1回5分以内の音声通話無料付きで月額2,980円で利用することができるとのこと。安いですね。
??ahamo??センスのない名前だなぁ….
いろいろな思いがよぎります。
なんでもahamo料金を導入したい場合には、携帯のMNPをしなければならないのだそうです。キャリア変えるわけでもないのに何でそんな面倒なことを??
思うに、ドコモは裏でahamoというサブブランドを準備していたんだと想像できます。そこに武田総務大臣のクレーム発言到来!ドコモはahamoというサブブランドを料金プランとして急遽扱うことにせざるを得なかったと考えられます。
2021年5月にシステムを改修し、既存プランからでも変更できるようにするそうですが、ずいぶん乱暴なやり方ですね。
しかも、家族でドコモユーザーの場合ですが、ドコモセット割りやファミリー割引やみんなドコモ割りなど一切の割引の恩恵を受けられなくなります。データ料金が下がったとしても家族トータルで見ると料金アップになるんですよね。更に、ドコモメールは廃止とか、dポイントは存続可能とか、料金はドコモの一括請求にならないとか、MNP後に何がどうなるかがややこしすぎます。
なお、購入はネットだけですが購入後のサポートもネットだけだったりして….チャットスキルが必要ですなぁ。
武田総務大臣がahamoについて問われ、「公正な競争環境に導く、大きなきっかけになると期待している」なんて言ってます。あくまで「きっかけ」です。
今回のドコモの動きは、ahamoというサブブランド的なものに、ドコモの冠をつけただけの施策です。武田総務大臣のクレームに正面から対応しているとは言えないと思うのですがどうなんでしょうか?
結局私が予想した「携帯各社はサブブランドで料金をさげるだろう」説は、当たらずも遠からじということになりました。
やっぱり政府が民間の会社の経営に口を出すなんて横暴なことなのでしょうなぁ。民は言うこと聞けないですよ。会社運営に支障をきたしますから。で、政府も協力して電波使用料下げるのはどうですか?
といいつつ3大キャリアはまだまだ濡れ雑巾で絞ることは可能なんだろうなぁとも思います。企業努力が足りないですね。データ料金に月7千円もかかるのは高いと思いますね。世界的に見ると標準的なんでしょうけどね。
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