COVID-19(新型コロナウィルス感染症）PCR陽性者はPCR検査数に比例するという当たり前なこと

全国的に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されているが、なぜか国民の危機感にはつながらない状態が続いています。

なぜのこのような要請が続くかというと、医療体制が崩壊している（保健所の体制も崩壊している）のでそれを是正する必要があり、医療体制を安定させるためには、新型コロナウィルスの罹患者数を下げる必要があります。

日本でも新型コロナウィルスの罹患者数を把握する指標として、新規PCR検査陽性者数を使っていますが、これはあくまでPCR検査した結果が陽性だったという数であって、ウィルスに罹患した数を表してはないということになります。

となると、PCR検査数を増やしたらいいのでは？となりますね。実際、PCR検査数がどんどん伸びている札幌では当然のごとく、新規陽性者数は増えています。仮に東京でも大阪並みに検査数ををふやしたら、同じようなことになるでしょう。理由は「不顕性感染者」にあります。罹患しても気づいていない人がまだまだ市中にたくさんいるということです。

では、なぜPCR検査数をもっと増やせないのか？理由はいくつかありますが、

1. 検査体制がひっ迫しており、検査の要望が多くても対処しきれない。
2. 検査で陽性者が増えれば収容する場所が用意できない。
3. PCR検査数を増やして数を公表すると、人々が冷静に行動できなくなる。

などです。詰まるところ、PCR検査の陽性者をあぶり出したところで、対応できなくなるだけということになります。そして、PCR検査をすればするほど、新規陽性者が増えるのは当たり前のことです。

おおのとり

COVID-19(新型コロナウィルス感染症)PCR検査増やせばいいのか

https://onotori.com/covid19/2251

現在、日本のスタイルはPCR検査をなるべく行わないでピークを後にずらして医療崩壊を防ぐというのを基本にしています。海外からはこれはギャンブルだと言われていますね。PCR検査を増やすべきという意見もありますが、急に増やした結果、結果が出るのに時間がかかったり、検査の精度がさがるということが起きれば目もあてられません。検査機関の崩壊は避けるべきです。国内に潜在的で無症状な感染者は、既にたくさんいるのでは？と想像します。家にいることを要請されているので、既に家族全体で感染して、治ってしまっているという家...