DOLBYの憂鬱

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DOLBYといえば、私の年齢ではカセット再生時に発生するテープヒスノイズを低減
してくれるBやCが全盛期だった時にDOLBYすげーっ!となっていた世代です。

それが今や音声だけでなく、映像の世界まで変えてしまっていることに驚きます。最新のDOLBY技術を使って映画を使ったら、どれくらいDOLBYへの使用料が発生するのかと思うと怖いです。

さて、現在家庭の映画鑑賞に向けて、しきりにDOLBYほげほげ対応という製品が多く出ています。最近ならATMOSということになるのでしょうか。

当然ハードだけが対応していてもATMOS音声は聴けないので、ソフト側も対応していなければなりません。

しかし…….

Blu-ray、サブスク、どれを見ても作品数が多いとはいえなく、「一般家庭で気軽に楽しむ」には早過ぎる印象です。

いわずもがなBlu-rayの4k UHD(with ATMOS)作品は多くはないです。

サブスクリプションのほうで調べてみると、アマプラは対応していなくて、NETFLIXは高いプランに加入しなければ見られない、U-NEXTは70作品ほどあるらしいがかなり見たいものが限られる、という具合。

供給側がこれだけアトモス採用に消極的なのは何か理由があるのでしょうかね。高額な使用料なのか、全ての映画が四方八方から大きな効果音の出ている音響システムは200%必要なく会話をセンターでしっかりおさえておけば十分なのか、その他の理由なのか…

そもそもサブスクリプション利用者側も映画を見られればよく、DOLBY?何それおいしいの?状態にあるのかもしれないですよね。

DOLBYの音声技術はATMOSだけでなく、TrueHD,ドルビーデジタルプラス,ドルビーデジタルも含めてまだまだマニアのおもちゃ以上のものではないのかもしれないですね。

私? 最新技術はトライしてみて思い通りになったらすぐ飽きるタイプです。基本映画は見られればいいです。

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