懲りもせずに、アトモス試聴編の第2弾です。
今回用意したソースは、「STAR WARS(スカイウォーカーの夜明け)」の4K UHD版です。もちろんDolby Atmos完全対応。スピーダーが走り、ミレニアム・ファルコンが飛び回るのですから検証に期待が持てます。
きちんとした検証をしたいので、HT-X8500のサウンドエフェクトモードを「ドルビー・スピーカー・バーチャライザー」にします。説明書によるとドルビーフォーマットを再生中に、包み込まれるような臨場感のあるバーチャルサラウンドエフェクトを実現するとのこと。本当かねぇ。
さて、試聴開始です。本作品、私は劇場で見ているので大体内容は覚えています。最初から見る必要はなく、いわゆる乗り物が走ったり飛び回るようなシーンや、主人公のレイがカイロ・レンの乗り物をバク宙して切る(すごい演出)というシーン(YoutubeでもDolby Atmos動画として公開されているいるが、HT-X8500はDolby Atmosとして認識しない)を飛ばしながら見て回りました。
もう1点。保険として、普通のBlu-ray Discも見ました。こちらの音声は、DTS-HDです。HT-X8500のサウンドエフェクトモードを「DTS Virtual:X」にします。
感想:
良いところ
- 低音が強調され、音の厚みが感じられる
- キャストの台詞がくっきり聞こえる
- 乗り物が前方で左右に飛び回るように感じられる。
悪いところ
- 後方からの音は感じられない。(スピーカーの一番の宣伝文句はこの包み込まれる感なんだが)
やっぱり2.1ch的な音+αしか出てこないんですね。これがバーチャル・サラウンドの限界なんですかね。もしくは、Disc自体が後方を強調するような音作りになっていないか。正直包み込まれ感はありませんでした。
こんな検証結果でした。検証する前から期待はしていたがこうなることは予想していました。安いサウンドバーに過剰な期待をしてもねということですかね。
補足:サウンドエフェクトの変更方法なんですが、リモコンのVERTICAL S.ボタンを5秒間長押して設定を選ぶという不可解な仕様になっています。なぜ5秒も押し続けなければならないのか。(誤操作防止?)モードを行ったり来たりするのに都度5秒かかるのですからイライラです。しかも、ランプでモードを確認するという仕様もいただけません。いちいちランプの意味を覚えていられず都度説明書とにらめっこです。
こんなことを書きながらもHT-X8500はBRAVIA本体のスピーカーを補完するには十二分に働けるのでとても気に入ってます。これは強調したいですね。
※)個人の検証結果ですので、誤っている可能性があります。
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