北海道胆振東部地震から1年

つれづれに
スポンサーリンク

北海道胆振東部地震が起きたのは、2018年(平成30年)9月6日3時7分。早くもあれからもう1年が経ちます。

この地震の大きな特徴として、ブラックアウトがあります。北海道全域が一瞬にして真っ暗になりました。驚いたのは現代の家庭がいかに電気に頼っているか?ということ。電気がなければ何もできません。ガスがあるじゃないか?と思った人もいると思いますが、そのガス器具が電気で動いていたりすると目もあてられません。

困った人はみな電池を買うために奔走しました。どこの店の電池売り場も空っぽになりました。自分もこれは大変だと思い、震災後も電池の補充をしたり、充電器を買ったりました。

冬でなくてよかったと思います。実は2019年2月21日にも結構大きな余震があり、あわやまた停電かと思った瞬間がありました。電気がないとストーブは電気で動くため使えない、信号が使えないため灯油の供給ルートが絶たれるといったことが起きたと想像できます。最悪、寒さによる死者も出たかもしれません。

地震保険の加入者が増えたそうです。保険に入りたくなる気持ちはわかります。ただ、地震保険の保証限度は火災保険の半分なので、どれくらい借金を払い終えているかにもよりますが、地震保険だけでは地震が起こった後に住宅を建て直し、今の日常を取り戻すほどの保証は受けられません。借金がなくなり、当面の生活ができれば御の字というところでしょう。あくまで未来の生活は地震保険の外で考える必要があります。

半年前だったか、ふとこんな思いに見舞われました。

「これから先、自分がブラックアウトを含めた地震による大災害に出会う可能性はあるんだろうか?」

一年に一度地震を振り返り、対策を怠らず再確認していく重要さはわかります。しかし今後の可能性を考えると、可能性は0%ではないとは思うのですが、10%はあるかと言われればそうは思えません。日本が地震国であるとはいえ、あまりにも恐れて対策をしすぎるのもどうかと思うようになりました。保険も対策も過分にならず、最低限の備えが大事なんじゃないかと。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました