政府分科会は、2020年12月11日にGotoトラベル一時停止を提言したとのことです。
いったい、Withコロナって何なのでしょうね?経済を回しつつ、新型コロナウィルスにお付き合いしていくのではなかったのでしょうか?そういう舵きりをしたはずです。
現在、感染が拡大しPCRよる陽性者が増えているところですが、その原因はPCR検査の数が増えたからです。多くの不顕性感染者が濃厚接触者としてピックアップされ検査を受けることになりました。結果、PCR検査の陽性者は増えるのは当然です。
確かにGoTo施策が不顕性感染者を増やしたのは間違いないのですが、感染が広がったのはGoTo施策だけが原因ではありません。ルールやモラルを守れない一部の国民がいるからです。
感染者が増え、各自治体から外出自粛要請が出れば、おのずとGoToトラベル利用者は減っていくことでしょう。政府がわざわざGoToトラベルを中止しても大きな効果は期待できません。おそらくこの影響でPCR新規陽性者が激減することもないでしょう。政府を批判したいだけの理由でGoToだけをやり玉にあげても何も解決しないということは認識しなければならないと思います。
私はGoToトラベルが新型コロナウィルスが収束もしていない時期から突然始めることになったときに反対していました。しかし、一旦走り始めてしまった今、少しでも旅行会社を初め多くの商売で力になっているのであれば、それを今更止めるべきではないと思っています。だからこそのWithコロナです。
仮に、GoToトラベルを止めなければ、人の移動が減らないと思われているのであれば、それは「国民がバカにされている」のと一緒です。
「個人の頑張りだけではもう限界で国家レベルで何か対策が必要である」ことが「GoToの一時停止」だけではないはずです。政府はもっと他にやることがあるでしょう。今後の医療体制は?ワクチン接種方法は?休業補償は?外国人の入国規制は?既に混乱しているあるいは混乱が目に見えている部分を重点的にサポートしてほしいですね。
もしやめるのならWithコロナ自体をやめた方がいいですね。もうこの変な英語のスローガン的なものに一部の日本国民はついていけていません。
今は辛抱の時。押し寄せた波は必ず引いていきます。愚直に個々人がしっかり対策を続けていくしかありません。本当のゴールはまだまだ先なのですから。
P.S. 政府は今月28日から来年1月11日までの間、Gotoトラベルを全国で利用を一斉停止する方針を固めたそうです。止めるのならもっともっと早くにやるべきでしたね。そうすれば短期間で済んだかもしれませんし、世論も味方にできたのではないでしょうか。まぁ止まるのは年末年始の旅行の割引なので、人が止まるわけではありません。状況を好転させるほどの効果はないと推測されます。
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