iPhoneを長年使っていて、あまりの便利さにAndroidへの乗り換えを考えたことはないのですが、これだけはAndroidのほうががいいと思えることは外部ストレージ(SDカード)へのアクセスです。
Windowsでいうところのエキスプローラー的なアプリで自由に外部ストレージへアクセスすることができ、データを直接読み込み／編集が可能です。
一方、iPhoneは内臓メモリの中で全てを管理することを基本としており、購入するときにトータルのデータ量がどれくらいになるかを考えて買わなければならないといったことになります。とりあえず小さい容量の物を買って、必要なデータ以外は外部ストレージに逃がすということができないんですね。
なぜiPhoneは外部ストレージに簡単にアクセスできないのかというと、それはもうセキュリティの観点が大きいのではないでしょうか。安易に外部ストレージにアクセスでき、ウィルスが混入したデータが入ってくることを阻止したい。
便利さとセキュリティは相反するんですね。Appleはこのあたりしっかり管理しているとみえます。
ただ、外部メモリに全くアクセスできないかといえばそうではなく、アクセス専用のアプリを使えば、API経由で内蔵ストレージとの間でファイルコピー(移動)して使うことになります。
iPhoneに外部メモリをグサッとさして、コピーや移動なしで、すぐにデータにアクセスしたい。それをかなえてくれそうな「Maktar Qubii Pro」が我が家に届きました。
クラウドファンディングで寄付を募集して、すごい寄付が集まってできた製品です。私も発表後すぐに寄付をしました。20%OFFで購入できるのも魅力でした。
今買うとなれば、通常購入になります。
これにも専用のアプリはついているのですが、それに加えてiOSに最初から入っている「ファイルApp」というアプリからも直接アクセスできるらしい。どうやって実現してるんだろう…Appleの審査通った正規の手順なんだよね…
早速、以下をやってみたところ…
・PCで動画ファイル(.mp4)をSDカードにコピーする。
・Qubii ProにSDカードをセットしてiPhoneに差し込む。
・「ファイルApp」からSDカード上の動画ファイルにアクセスする。
「ファイルApp」からSDカードのファイルは見えるんですが、アイコンにダウンロードマークがついています。やはりiPhone側に一度ダウンロードしてから表示ということになってますね。外部ストレージのファイルを直接触れるとは言えない仕様です。
写真や動画、SNSのバックアップにはとても良い製品なので残念な結果に。
iPhoneに最適なUSBメモリを探す旅は続く・・・
と書いたところ、WWDC2019で、iPadOSはOSレベルでUSBメモリにアクセスできるようになるという記事を見て少々複雑な気持ちになりました。iOS13でもUSBメモリにアクセスできるようになるとの情報もあります。いろいろ探し回った苦労が無駄になりそう。
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