北海道の2030年のオリンピック断念と新幹線延伸の延期の話。
東京オリンピックの不正の影響が大きい上に、商業的なオリンピックは後世に赤字を残すだけなので、もう必要ないと思っている札幌市民は多いと思います。実際、市民にアンケートをとっても反対が7割になるくらい。マスコミは「北海道民が意気消沈」などと報道していますが、それは少数派です。
オリンピックを2030年にやらないなら、2030年に開業する必要はないと工期が遅れそうなのが「北海道新幹線」。
昭和45年に決まった「全国新幹線鉄道整備法」で進んでいる北海道新幹線(札幌〜函館)ですが、ずいぶん昔に決まったことを今工事して実現しようとしています。飛行機が便利になって札幌〜東京間の需要って本当にあるの?なんて議論はほとんど無視で盲目的につき進んでいます。
道内にはたくさんの自然があり、山も多いことからたくさんのトンネルを掘るのに苦労しているようです。北海道新幹線内のルートでは多くの区間で空が見えないトンネルの中を走るんじゃないかと思います。少なくとも札幌はそうです。札幌駅を発車した新幹線はすぐにトンネルに入り、トンネルを出た頃には小樽にいます。
どれだけ自然を破壊しているんだろうと思います。掘った土をどこに保管しようかでいつも揉めています。困ったもんだなぁ。
札幌から函館まで新幹線が通ったところで、広い北海道で恩恵を受けるのは道央や道南地区の一部だけ。道北や道東地域ではうれしいことではないし、経営母体のJR北海道も新幹線が足かせになって赤字が膨らむ一方なんだということは、今の経営者もわかっているはず。
だけどね、もう開けてしぱったパンドラの箱を閉めることはできないので、新幹線工事は遅れながらも進んでいきます。
閑話休題
パンドラの箱といえば原子力発電も一緒ですね。原子力発電所のある自治体は補助金を餌に、2号機、3号機と増やしていきます。後戻りはできなきなります。
本題に戻ります。
オリンピックは、なかったことになれば良いですが….次か次の次の首長次第というところでしょうか。
2030年を当てにして不動産投資している人には残念なことになりましたね。不動産はギャンブルなので仕方なしですか。
もう子供たちに大人の都合でツケを残すようなことは辞めたいなぁと。ため息ばかり出てきます。五輪も新幹線も進めれば赤字になるのは薄々みんなわかっているはず。なのに止められない侘しさよ。
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