2020年初頭、日本の感染者が北海道を中心に増加傾向にあります。
この傾向を少し考えてみますと
寒くなってきたから?
ウィルスは乾燥が大好きなので、冬などの乾燥する季節には感染範囲が広くなる傾向があります。また、人間の免疫機能が寒くなると低下するので病気になりやすくなります。この2点から考えると新型コロナウィルスはインフルエンザのように冬に流行すると言えそうですが、既に冬が過ぎようとしている南半球で特に流行したという話は聞きませんし、日本の寒い地方の中でも感染者に増大が顕著なのは北海道の札幌だけで、道内の各地方や東北地方で爆発的に流行しているとは言えませんから、新型コロナウィルスの流行と気温はあまり関係ないのかもしれません。
GoTo施策の影響?
旅行自体が悪いわけではないですが、おそらく影響があったと思います。観光を売り物にしている都道府県ではWelcomeなのですから多くの人が訪れて蜜を形成しています。例えば北海道なら歓楽街のススキノは感染源となっているのは間違いありません。食事や遊びで人が集中しそこで濃厚接触をする人が増えたことが原因だと推測します。そこを起点にして、地方生活圏や病院など含め、全道に広がっています。いわゆる市中感染です。こんな状況でもススキノで遊びたい、おいしいものを飲みたい食べたいという人間の欲求はすさまじいと思います。
PCR検査数は?
3月頃はPCR検査数が少なく、陽性者の数もおのずと少なかったわけですが、ここへきてグッと検査数が増えています。これが感染者数増加の一番の原因です。
今後の対策は?
ということで、経済活動を優先し、Withコロナ(相変わらず変な言葉だ)、新しい生活様式で生きていきましょうと選択したのですから、だれかれが悪いということでもなく、当然の結果が現れているだけということです。医療が逼迫していなければ、政府や自治体も特段人の行動を抑制する動きはしないと思われます。
大切なのは、このような状況になったときに次に打つ一手が重要になります。全国の首長が要請をして外出をさせない期間を作ることが基本だと思いますが、休業する企業や店舗などに補償する財源があるわけでもなく非常に難しい舵取り/決断が必要になってきます。つまりどうしても対策が後手後手になってしまうわけです。大きな期待はできません。
私が新型コロナ関連の記事を書くときにいつも思っていることは
- 未知のウィルスが流行している状況にいつも正確な道筋を照らしてくれる船頭さんは存在していない
- 感染を広げているのは、PCR検査の陽性者だけではなくて不顕性感染者の存在が大きい。陽性者数をいくら数えてもそれだけでは意味はない。潜在的な感染者はもっともっと存在する
- 重傷者数、死者数と空き病床の数が大事
- 飛沫感染よりも接触感染防止が大事
- 行動面でも金銭面でも責任は自分で取る以外ない
ということです。今まで個々人で打ってきた対策を継続する以外方法はありません。
海外ではワクチンの開発が進み、明るい話もチラホラ出てきています(日本のワクチンはどうした?)。ここで一度気を引き締め直して生活していきたいものです。今はまだ有事の状況。ゴールはまだまだ先なのですから。
P.S.お店にあるものないもの(近所のドラッグストア調べ)
- マスク
- ある(日本製にこだわらなければ大量に)
- 体温計
- たまに入ってくるがほぼない
- L41(体温計の電池)
- ある
- エタノール(消毒液)
- たまに入ってくるがほぼない(液はあるが容器が輸入品なので製造ができないらしいと聞いたが真相は?)
- 石鹸(抗菌)
- たまに入ってくるが売れ筋のメーカー品は無いことが多い。余っている品もある。
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