濃厚接触通知アプリ(COCOA)ですが、リリースされて約2か月が経とうとしています。ダウンロード数は1400万超となりました。総人口の1割程度がインストールしていることになります。
リリース当初は色々問題もありましたが、少しづつではありますが利用者が増えていることはいいことだと思っています。また、登録者にはPCR検査が無料で行えるように調整中とのことで、こちらも安心材料になりますね。
対して、問題もあります。企業でもCOCOAの利用を推進しているところが多いと思いますが、会社側は社員に貸与している会社のスマホにもCOCOAをインストールせよというところがあるそうです。つまり、使う側としては、個人スマホと会社スマホにCOCOAをインストールしている状態になっています。
何が起こるか….
まずは、ダウンロード数に影響があります。一人の人間がスマホの数だけダウンロードしているのですから全員がインストールすると総人口を超えることになります。ダウンロード数だけを見て人口の何割が入れたと発表するのはいただけません。
次に、新型コロナウィルスに罹患(りかん)した場合、2つのスマホから接触情報が来ることになります。かつ、自分が感染情報を入力するときにどっちのスマホに入れたらいいの?ということになります。
きちんと内容を理解している会社は、会社スマホに入れなさいとはならないと思いますので要注意です。常に携帯しているスマホにインストールすべきです。会社スマホは休日には使わない人も多いことでしょう。個人スマホに入れるだけで充分です。
全人口の6割がインストールして意味があるアプリで、スマホの普及率は6割というところで、スマホ利用者全員がインストールしなければ意味がないというハードルが極限状態にあるのがどうなんでしょうね。あと9割もの人がインストールするとは到底思えません。
技術的には大変素晴らしいアプリだと思っています。技術に罪はありません。
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